あらすじ

 

かつて、地球は暗黒魔界の王ヴェズヴァーンに支配されていた。
暗黒魔界から地球を侵略した魔王ヴェズヴァーンは配下の人間たちにある特殊な因子を埋め込み、
レギウスと呼ばれる超人に変えて戦力として用いていた。
だが1万年前、反逆したホッパーレギウスにヴェズヴァーンは倒され、
暗黒魔界の地下に封印された。

魔王が消えた地球と暗黒魔界では残された人間たちが自治を開始し、
いくつもの国を建てて独自の発展をしていった。
暗黒魔界は人間が支配する平和な世界となってアレスティナと呼ばれるようになり、
そこが古代には恐ろしい魔界だったという記憶さえ、時が経つと共に忘れ去られていった。

レギウスとは人間の遺伝子に魔力で特殊な因子を埋め込んで超人化させたもので、
レギウスに変身する能力は子孫にも遺伝する。
ヴェズヴァーンが去った後、残されたレギウスたちは世界中に散り、
通常の人間と同化していく中で次第にその血は薄れていったが、
DNAに刻み込まれたレギウス因子は彼らの子孫らの体内に今も残っており、
地球でもアレスティナでも、レギウスになる可能性を秘めた人間は一定数存在している。

そして現代――。
地球では、人間が突如として超パワーを持った怪人に変貌するという事件が続発する。
彼らは全て、古代にヴェズヴァーンが生み出したレギウスたちの末裔。
ある日突然、超人的な力を持つことになった人々は驚き、戸惑い、
やがてその力を使って様々な人生を歩んでゆく。
正義のために戦う者あり、悪の野望を遂げようと企てる者あり、
チート能力を駆使して生活をエンジョイする者あり、己の生きる道に苦悩する者あり…。

そんな中、アレスティナでは遂に魔王ヴェズヴァーンが復活。
平和な人間の世界となっていたアレスティナを再び征服すると共に、
地球にも配下のレギウス軍団やドラゴン、グリフォン、オーガ等の魔物を送り込んで侵略を開始する。
だが、レギウスに覚醒していた勇敢な若者たちはその力で逆にヴェズヴァーンに立ち向かった!
果たして、地球とアレスティナの運命は…!?