サウリア大陸

ヘラク

フリー素材:ゆうひな(ツクール素材配布ブログ)

シグート大酋長国(西シグート国)の大酋長。17歳。

 

シグート族の頭領だったライー大酋長の遺児で、10年前、7歳の時にライーが戦死したロスタム平原の戦いで行方不明となっていたが、西の奥地にある黄金の谷エーダに逃れ、逞しく成長してその地の族長となっていた。

父の仇討ちやシグート族の独立回復のための戦いに立ち上がることについては周囲の期待に反して及び腰で、秘境の奥地でひっそりと生きるつもりでいたが、黄金郷の伝説を嗅ぎつけたディアグル帝国の軍勢がエーダに攻め寄せると戦わざるを得ず、シグート大酋長国の樹立を宣して反バイアピオス大陸諸国の独立戦争を開始。シグート族の救世主として支持を集めるが、それは不本意ながら妹のイリカが女王となっているシグート部族連合王国との対決をも意味することになってしまう。



イリカ

フリー素材:ゆうひな(ツクール素材配布ブログ)

シグート部族連合王国(東シグート国)の女王。15歳。

 

シグート族の頭領だったライー大酋長の遺児で、10年前、5歳の時にライーが戦死したロスタム平原の戦いでディアグル軍の捕虜となりバイアピオス大陸に連行され幽閉されていたが、12歳の時にフリュージア公国のリーネ・キャンヴェリオン公爵の後押しで女王に擁立されて故郷のサウリア大陸へ戻り、父の跡を継いでシグート族をまとめる立場に就いた。

 

バイアピオス大陸諸国の傀儡に過ぎない身ながらも懸命に国の発展に努め、宗主国の進んだ技術や制度を取り入れて文明開化と富国強兵を図ろうとしているが、生死不明となっていた兄のヘラクが西部でシグート大酋長国の独立を掲げて決起すると、バイアピオス大陸側に付くシグート族の総大将として兄との戦いに利用される悲しく難しい立場に立たされてしまう。



伊波シノ

キャラクターデザイン:シゼン

ベルシブ共和国のファン・ダイク独裁政権と戦うレジスタンス組織・ベルシブ解放戦線の女性兵士。18歳。

 

日系人の血を引いており、10歳の時に住んでいた村をベルシブ解放戦線に襲撃され、拉致されて少女兵として育てられた。ベルシブの民主化のための戦いの正しさについては洗脳に近いレベルで教育されており、強い信念となっているが、それだけに非道なテロや略奪や誘拐なども辞さないベルシブ解放戦線の実情には失望しており、戦いの意味に迷うようになっていた。

ある時、異世界アレスティナに時空転移して黄金の谷エーダに迷い込み、そこにいたヘラクと出会って彼の集落に保護される。

ディアグル帝国軍がエーダに侵攻するとベルシブ解放戦線で培ったゲリラ戦のノウハウをヘラクらに教え、地球から持って来た愛用のスナイパーライフルを武器としてシグート族の独立戦争の指導者となり活躍。ベルシブでは叶わなかった理想の自由な民主国家の夢をシグート大酋長国の未来に重ねつつ、勝ち目がないと思われていたシグート族軍の戦術を急激に進化させて戦いの行方を先の読めないものに変えてゆく。



ベルティ・ゲルノト・ドロヴァ

フリー素材:三日月アルペジオ

ディアグル帝国の第四王子で、皇帝レオ三世の四男。21歳。

 

皇族の男子の中でも特に美男子として知られ、性格は温厚で上品なお坊ちゃま気質だが、優柔不断で決断力に欠ける面があり、華美や豪奢を好んで政治や武事はおろそかにしがち。そのため帝位継承者候補からはいち早く外され、西の海の彼方のサウリア大陸植民地総督として半ば左遷のような形で派遣された。

父のレオ三世は実はその才能を高く評価しており、異郷の地で経験を積んで一皮剥けるのを期待しているとも言われるが定かではない。

 

アベリー・クライフェルト伯爵を側近として重んじ、彼の進言に従って西の奥地の黄金郷エーダへの遠征を企図。

これが期せずしてサウリア大陸全体を空前の戦火に包んでしまうことになる。



アベリー・クライフェルト

フリー素材:三日月アルペジオ

ディアグル帝国の貴族。20歳。

爵位は伯爵。

 

バイアピオス大陸にある本来の領地の他、サウリア大陸北部のカレッカにも所領を与えられており、これを植民地として経営することでシグート族から富を搾取し多大な利益を上げている。

植民地総督としてサウリア大陸に赴任したベルティ・ゲルノト・ドロヴァ第四皇子に近づき、その寵臣としての地位を築いているため、本国よりも植民地の方に軸足を置いておりディアグル本土の居城は留守にしがち。

軽薄で口達者なお調子者タイプでベルティからは気に入られているが、主君に甘言ばかり言う腰巾着として嫌う者も少なくない。

ディアグルの有力貴族であるルインギギ枢密院議長とは昵懇の間柄とも言われているが、真相は定かではない。