安土江星高校関係者

安土江星高校2年生で、獅場俊一のクラスメイト。17歳。

報道部に所属しており、部が発行している校内新聞の記者の他、部が制作している校内放送のキャスターやリポーターとしても活躍している。

怖いもの知らずの行動力で各所に突撃取材を敢行し、そのために事件に巻き込まれることもしばしばだが、彼女が取材で集めてくる豊富で確かな情報は俊一たちを助ける事件解決のカギになることも少なくない。

俊一が所属するサッカー部にも度々取材に来ており、最近は期待の新星ストライカーとしてレギュラーの座に迫りつつある俊一に特に注目している模様。俊一の周囲で常に情報集めに奔走している姿が時に怪しげにも見えることから、校内に出没するモスレギウスの正体である可能性も浮上している。

安土江星高校3年生で、生徒会長。18歳。

頭脳明晰で成績優秀、運動神経も抜群で卓球部のエースでもあり、知性と気品の漂う甘いマスクで女子にも大人気という学園のカリスマ。生徒会長としても敏腕で、その有能で的確な仕事ぶりは生徒たちから熱烈な支持を集めている。

一説には教職員たちよりも強い権力を持っているとも噂されており、彼が生徒会を代表して提出する意見書はまるで水戸黄門の印籠のように教師らをひれ伏させる効果があるというのだが、生徒会長の彼になぜそこまで隠然とした政治力があるのかは不明で、校内に出没するモスレギウスの正体である可能性も浮上している。

安土江星高校3年生。18歳。

サッカー部に所属しており、ポジションはフォワード。獅場俊一と同じポジションでレギュラーの座を掴んでいるエースストライカーで、試合では俊一とツートップを組むこともある。

華麗で鋭いドリブル突破と強烈なシュートが武器で、やや気分屋で破天荒な面もあるが気さくで面倒見のいい性格。俊一にとっては頼れる兄貴分の先輩にして超えるべき目標でもある。

多少の素行の荒っぽさはあるものの決して悪人ではないはずだが、気まぐれな性格からか時に不可解な行動を取ることもあり、校内に出没するモスレギウスの正体である可能性も浮上している。

安土江星高校1年生。16歳。

東南アジアのベルシブ共和国から日本へ逃れてきた難民で、両親は既に内戦で死亡している。

日系ベルシブ人の子として育ったが、実は拾われた子で、15歳まで育ててくれた富樫家の両親と血の繋がりはないため本当の人種や血統は不明。日本人のような容姿で、拾われた幼少の時点で日本語を話せたので恐らく日系人の子だろうと推測されている。

サッカー部に所属しており、ポジションは右サイドバック。スピードあふれる軽快な攻撃参加が持ち味で、1年生ながら試合に度々出場して日浦八宏や獅場俊一らフォワード陣の得点をアシストしているサッカー部の期待のホープ。

先輩の俊一を尊敬して慕っている素直で明るい性格だが、心の奥底に眠る凶暴性が時折うずいて情緒不安定に陥ることがあり、校内に出没するモスレギウスの正体である可能性も浮上している。

安土江星高校2年生で、獅場俊一のクラスメイト。17歳。愛称はミーナ。

オランダ人で、父親の仕事の都合で日本に移住し、俊一たちのいる江星高校2年B組に転入してくる。来日前から日本文化に憧れていたというオタク系少女で、アニメやゲームや音楽など日本の若者向けカルチャーが大好き。

陽気で明るく自由奔放な性格で、誰とでもすぐに親しくなれる。その美貌とフレンドリーな人柄でたちまち校内のアイドルとなり、男子生徒たちの絶大な人気を博するようになる。

市販のスマートフォンに偽装した高性能小型コンピューターを常に持ち歩き、レギウスに関するデータを密かに収集・分析しつつ、配下のレギウスたちを操って安土市内で暗躍させているという裏の顔を持つ。

その不審な行動からどこかの組織の工作員らしく、前述の素性も真実かどうかは不明で、しかも校内に出没するモスレギウスの正体であるという可能性も浮上している。

安土江星高校の校内とその周辺に出没している正体不明の蛾のレギウス。

背中に生えた羽で空を飛び、両手の鋭い爪と爆発性の鱗粉を武器としている。

触覚から放つ反重力光線は物体を浮き上がらせて自在に操る効果があり、これを使って学園に様々な騒動を巻き起こす。

江星高校の生徒の一人だと推測されるライオンレギウスの正体を探って抹殺すべく、魔人銃士団ゼルバベルが学校に送り込んだ刺客だと思われるが、果たして校内のどの人物がモスレギウスに変身しているのかは不明。

獅場俊一らを取り巻く生徒や教職員などの中に、怪しい人物は少なからずいるのだが…？